富士山一周ドライブ〜2005.01.08 晴れ時々曇り



今日は久しぶりにドライブの日。
満を持して、今日は富士山一周を決行。
うに夫の先輩でも一周した事がある人もいるので軽い気持ちで。
静岡に元から住んでる人はもう慣れっこな人も多いみたいだけど、やっぱり富士は日本一の山!
しかも某登山ガイドに「富士山が一番綺麗に見えるのは1月」(空気の綺麗さの関係とかで)とあったので、なら一月に行こう!と相成りました。

9時過ぎに家を出発。まずは国道246号線で御殿場方面へ。
が、北上するに従って何やら雲行きが怪しく…。
しかも御殿場の手前、裾野辺りではなんと雪がちらちらし出す始末。
大丈夫かなぁ?これ?と不安を抱きつつ、国道138号線へ。
この辺りではもう歩道や畑にうっすら雪が積もってたりして、いっそう不安をかき立てるものの、なんとか天気は持ち直し、肝心の富士山には日が降り注いでるのが見える。
が、問題は「篭坂峠」。
篭坂峠・てっぺん 138号線がちょうど富士山の真東辺りで北向きになるんだけど、そのちょっと先にあるのが、静岡県と山梨県の県境にある篭坂峠。
峠なだけに標高もやや高く、カーブの連続。
うに夫が「もしここが凍ってて通行止めなら今日は中止」と宣言。
が、幸か不幸か通行止めにはなっておらず、反対側から下ってくる車も意外に普通タイヤ(スタッドレスなんかじゃなく)が多いので、「これは大丈夫なのか?」と思いつつ峠にトライ。
路肩の雪が大分多く、もう雪国慕情満載。それでも峠を登り切るまではよかった。
大変だったのは峠を越えて下りに差し掛かってから。
路肩はほぼ完全に雪に覆われ、道の端っこは凍ってる所がほとんど。しかも道はゆるゆるとカーブを描きつつの下り。
うに夫は「後ろの車になんて言われてもかまへん。のろのろ降りるぞ!」と、その言葉通りゆっくりゆっくり運転。
なんとか一番下の山中湖にたどり着き、駐車場に車を止めた時は二人ともほっと一息でした。

山中湖には何度か来た事があるけども、冬だからか、前よりずっと湖が青が深い感じ。
富士山も東と下の方は雲に覆われてるけども、頭の方は綺麗に見える。
おっかなびっくりここまで来たうにとうに夫だけど、とりあえずもちょっと先へ行ってみる。
そのまま138号線を走ってると、いつのまにか138→139号線になってる。でも気にせず!
しばらく走ると富士吉田という道の駅があり、その横にかくかくした「富士山レーダードーム」なる不思議な建物が。
以前通った時は富士急ハイランドに一目さんだったので見るだけだったので、(気になってたし)寄ってみる。
道の駅でトイレ休憩。と、道の駅の中に水汲みスポットみたいなのを発見。
他は閑散としてるのにそこだけ人がいて、ポリバケツ何個にも汲みまくり。
富士山の湧き水は柿田川でも経験済み。ここの水はおいしいのかな?と思って見てみる。
ここで汲める水はバナジウムが含まれてるらしい。つまり健康にいいんだそうで。
せっかくだから汲んで飲んでみたいなぁ。車にあるお茶を一気飲みして入れるか?と話していて思い出した。
たまたまこの日の帰りにスーパーでミネラルウォーターを汲むの専用のケースを持ってきていたのだ!
なんて用意のいい!!と思いつつ喜んで汲む。
ちなみに蛇口近くは水が飛び散っているので、雪が凍っていて危ないので要注意。
水を汲んだ後は気になるレーダードームへ。
レーダードーム前 レーダードームは富士山頂に気象観測施設を設置する事でレーダー探知半径が広がり、南方洋上から接近してくる台風を早期に発見!と言う目的をもって作られ、その後気象衛星なんかが出来てお役ご免になって山頂から撤去。富士山レーダードーム館で余生を過ごしている。
レーダードームの下は野原になってるっぽく、一面の雪。
しかもドーム館前は水が流れてたっぽいけど、寒さのあまり凍っていた!
元々の深さは10cmくらいかな?でも氷が真っ白になるくらいしっかり凍っていて、なんとうにが上に乗っても全然大丈夫!右の画像はうにがその氷に乗っている所。下の白いのが氷。
ひとしきり氷で遊んでレーダードーム館へ向かう。が、一人なんと600円も(?:笑)するので入るのはやめ。
ドーム館の横の階段からドームのすぐ足下まで上れるので、そこまで行ってドームと富士山を拝む。
ドームは意外と汚れた感じ。それだけ頑張って働いたんだろうなぁ。
ちなみに富士山は相変わらず東側と裾が雲に覆われている。でも雲に覆われた部分以外はそこぬけに青空が広がってるので、雲さえなければ本当に綺麗な富士山日和。
レーダードーム館を満喫してから道の駅を出発!

道の駅を出て5分もすれば富士急ハイランドが見えてくる。
今日も絶叫日和らしく、絶叫マシーンがガタガタゴトゴト動いている。
3ヶ月ほど前に来た所なので、「あれは恐かった」「いや恐くなかった」なんて思い出話をしつつ、通り過ぎる。
中央自動車道の下をくぐってちょっとすると道を右折。河口湖を目指す。
密かに今回は富士山一周と合わせて富士五湖巡りも兼ねていたので。
ちなみにこの辺りでは道ばた・路肩には雪が積もってるけど道は晴れてる部分はあまり凍ってない。ただし影の所はほぼ確実に凍ってる。
河口湖に出て河口湖沿いを走って西へ向かうつもりが、行けども行けども湖は見えてこない。
地図を確認するともう一本北側に道があって、それが河口湖沿いの道である事が発覚。慌てて北の道に乗ったんだけど、これがなんと大失敗。
最初に通った道と違って交通量が少なくてしかも日陰が多いのでガリガリに凍っている!!
運転していないうにも助手席で、いつ滑っちゃうか、体をこわばらせてました。
河口湖の東端辺りには観光客向けの店だとか博物館みたいなのが何軒も立ち並んでいた。
でも先を急ぐし、特に興味を引かれる店もなかったので、どこにも入らず。
駐車場に車を止めたけど、実際には駐車場からより普通に道路から見た富士山の方が全体が見えてすごい綺麗。
河口湖は富士山のほぼ真北。なので河口湖から南へ向かう道を走ってる間に富士山激写。

再び139号線に出て西に向かって進む。
5分くらい走ると富士五湖の一つ西湖に行く道があり、ちょうどその向かいに「富岳風穴」という洞くつがある。
せっかくなので寄ってみる事にした。
駐車場からほぼ凍った道を歩いて、入り口で入場券を購入。その入り口からまたてくてく5分弱歩く。
ちなみにこの富岳風穴の南西部分はかの有名な「青木ヶ原樹海」!!駐車場から風穴までの道々の左右に広がる林もその端っこにあたるらしくなかなか奥深い。
しかも!!あの懐かしの「東海自然歩道」がこの風穴の手前を横切っているのだ!
つらら? すごく懐かしく、また歩きたい衝動に…。でもやっぱり富士山の裏っかわて言うのは遠いなぁ…。
少し名残惜しく思いつつ風穴へ。と、風穴手前にすごい樹氷のような物が。
下から上向きに伸びたつららのようなものの集合体、氷で出来た木としか言いようがない。
すごいなぁ、山梨。富士山の裏側ってだけでこんなに寒いんや〜。とか何とかうに夫と言いつつふと横を見てみると、隣の木の上の方から「しゃかしゃか」と言う音が。
何かと思いきや何とスプリンクラー!!!!
なんやねん、思いっきり人工かいっ!!!あの感動と驚愕を返せっ!
とぶーぶー言ったものの、それでもやっぱりすごいものはすごい。うーん、ちょっと悔しい感じ。
風穴は半地下で階段を降りて入っていく。
入り口は狭いけど中は意外に広く、しかも奥深い。途中昔は氷室に使われていたと言う所や貯蔵庫として使われていた所などを通る。
中は暖かくて(多分風がないからだと思うけど)、所々天井から滴った水が凍ってドーム型に凍った氷が見かけられた。全然濁ってなくってまさに「透明なスライム」。ちょっと可愛い。
入り口付近ではそれが成長もとい背が高くなった物もあった。
風穴でちょっとした洞穴探検を楽しんだ後、さっそく西湖へ向かう。
風穴の駐車場の真向かいの横道が西湖に繋がっているのでその道に向かう。
が!さすがに横道なだけに道は細く、車通りも少ない。入って10mもいかないうちに道ががりがりに凍っていたので、諦めて引き返す事に。
ただしその横道を通り過ぎて1km弱西に県道21号があって、その道を進んでも西湖に行ける。そこもやや細いので、入り口は凍ってなかったけど奥はどうかわかりません。
うに夫婦はその道に着いた時には「西湖テンション」がだいぶ下がっていたので行きませんでした(笑)。

その、西湖へ向かう県道と国道の交差あたりから2km弱。こちらも富士五湖の一つ「精進湖」という湖がある。
この精進湖から北に延びる国道が358号線で、この358に乗って北進すると甲府に着くらしい。
精進湖はすごく小さいので今回は寄らずに省略。国道からちらっと見えるだけでした。
本栖湖からの富士 精進湖の南にあるのが本栖湖。精進湖から本栖湖にいたる道は車通りはそこそこあるものの、国道の左右に高い木がずっと並んでいるので道が影になり、道はうす氷が所々に。
ゆっくりゆっくり進んで本栖湖に到着。
南にまっすぐ伸びた139号線から西に向かう国道300号線にそれて本栖湖沿いを少し進む。
本栖湖沿いは湖側に木がなくて日当たりがいいからか、凍ってる部分は全然と言っていいほどなかった。
本栖湖のちょうど北西の端辺りの路肩に広めのスペースがあったので車を止め、本栖湖越しに富士を望む。
持参していた地図を見て初めて知ったんだけど、何とこのスポット(厳密にはうにたちが止まった所よりやや南)、旧5千円札の裏側に印刷された「逆さ富士」が拝めるスポットなのだ!!
有名なのか、同じ所に車を止めて写真を撮る人が結構いました。
この日は残念ながら風があったので湖がさざ波だっていて湖面に映った所は見えませんでした。
でも風さえなければ本当に綺麗だろうと言うのは感じられました。この画像だけでも十分わかってもらえるのでは??
この一日通じて、ここでの富士山が間違いなくベスト。なんかじわんと感じた。
富士山って本当に綺麗だな。

再び国道139号線に戻って改めて南に下っていく。
本栖湖から離れて5kmくらいで以前ドライブで行った事のある「朝霧高原」に到着。ちょっと立ち寄って写真を撮り、すぐに出発。
ここからは朝霧高原に行った時と同じ道なのでどこにも立ち寄らずに富士市内まで一気に下り、行きつけの紅茶専門店「Patio」でランチを食べ、そのまま帰途につきました。
今回はまさに富士山満喫の一日。
何と言っても富士は日本一の山!きれいでした…。
大きくて「雄大」なのに綺麗で「優美」な感じ。恐れ入りました。
でもこの時期にノーマルタイヤでの山梨行きはやや無謀!うに夫が雪国育ちで良かったです…。
次に狙うは有名な「河津桜」。ここのはやや早くて見頃は2月下旬頃なんだそう。楽しみです!



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