ロッキーマウンテン・アーチーズ国立公園 2014.08.19〜25 晴れ・曇り・にわか雨



去年はこれでアメリカの夏旅行は最後、と思ってたら思わぬ延長戦に突入。さてどうしようと国立公園の本をぱらぱら。
ホワイトサンズとカールズバットもいいかな〜と思ったけどボストンからの直行便がないので断念。
風光明媚なロッキーマウンテンがいいなと思って見ていたら、グランドサークルの北東端っこに位置するアーチーズ国立公園がコロラド寄りでロッキーマウンテンから行けそう?と。そしてさらに読んでたらロッキーマウンテン国立公園の南側で4000m級の山に車で登れる!という記事があってうに夫が興味を示し始めた。
と言う事で行き先はロッキーマウンテンとアーチーズに決定!
ちゃっちゃとホテル取ったら後から一時帰国の予定が近くに入ってきて、15日に日本から帰ってきて19日のしかも6時半飛行機・・・。辛い。でもしょうがない。朝4時過ぎに起きて空港へ。カウンターのおばちゃんがちょっと手間取って時間がぎりぎりになってドキドキしたものの、スーツケースが制限より少し重かったのを見逃してくれたので良しとする。と言うか、手間取って時間がなくなりそうだったから見逃してくれたのか?
セキュリティぬけて大急ぎでゲートへ。無事乗れたのでほっと一安心。
飛行機に乗って持って来た朝ご飯。本を読んだりしてる間に中継空港に到着。乗り換えに40分くらいしかなくて乗れるか心配したけど、出発がちょっと遅れたので何の心配もなく乗れた。
次のフライトは3時間くらいで到着。この間にタイムゾーンをまたいだので時間が2時間戻ることに。到着時間は現地時間午前10:22(ボストン時間12:22)。デンバー空港はかなり広くてびっくり。人もいっぱい。ちなみに空港は荒野(草原?牧草地?)にぽつんとあって、これから行くはずの山脈は遠くに見えるくらい。意外と遠いなぁ。
空港からシャトルバスに乗ってレンタカー屋さんに移動。手続きしたら自分が契約したグレードの車の中から好きな車を選ぶ。ここはうに夫にお任せ。荷物を乗せてレッツゴー。
3・40分くらい行ったところにあるウォルマートに寄って水とか飲み物を確保して、敷地内にあるパンダ・エクスプレスでお昼を食べてまた出発。一路山へ。
ナビ通り進んだら山の麓に着いた辺りで工事をしていて交互通行中、えらい待たされた・・・。
やっと動き出してどんどん進むと登り道になってきて両側は松の木がにょきにょき。気がつけば山の合間。遠くに見えたけど意外とあっという間。
山肌自体は岩山で生えてるのは松。斜面には所々大きな別荘らしき建物が。見晴らし良さそうだな〜。
気分よく走っていくと湖が見えてきてそれを過ぎると街中に突入。ロッキーマウンテン国立公園の麓にある、Estes Park(エステス・パーク)と言う町。ロッキーマウンテンで過ごす人のためにホテルやらレストランなどの店が建ち並んでる。メイン・ストリートを抜けていくと両側にアイス屋さんとか土産物屋さんがずらっと並び、観光客がいっぱいそぞろ歩いていてすっかり観光地。
ひとまずエステス・パークを通り抜けて町に一番近いBeaver Meadows Visiter Centerへ。ちなみにこの辺り(エステス・パークも含め)は既に山と言うか標高が高い。このビジターセンターも標高2390m。高っ!全然気付かなかったわ・・・。周りにもっと高い山がそびえてるからね。
中に入ってとりあえず子供たちは恒例のジュニアレンジャープログラム用アクティビティブックをゲット。ギフトショップをぐるっと見て、案内ムービー見て離脱。時間はまだ夕方4時とかだった気がするけど、長時間移動と時差でお疲れ気味。
エルクのオス。街中に戻ってタウンのビジターセンターに寄ったり(何もなかった・・・)、軽食をもとめてメインストリートを歩いたりしたけど、特になく。ご飯も疲れてるしあんまり動いてないしきっと食べられないだろうと、スーパーで出来合のスープを買ってホテルへ。
この日と翌日のホテルはMurphy's Resort。エステス・パークはホテルが乱立してるものの、観光地なだけにどこもお高い目。そんな中、そこそこリーズナブルで程度も良さそうだったここにした。
部屋はいっぱいだったのか?なぜか身障害者対応ルーム。いいの?使用率が低いのか綺麗だったけど、バスタブがなくてシャワーのみだったのは残念。
前述通り疲れてたのでスープと朝ご飯用に持参してたパンでもそもそっと晩ご飯。スープがいまいちなのとやっぱり食欲があんまりないのとでほとんど食べなかった。その後すぐシャワーして7時前には就寝。お疲れ。明日からお楽しみだよ〜。

寝るのが早ければ朝起きるのも早い。当然の摂理ですが、私と寝てたうに次は4時くらいからもぞもぞ。まだ暗いって・・・。何度も寝かしつけてるうちにうにっ子までもぞもぞ・・・。
それでも5時くらいまで布団から出ずに頑張ったらうに次は二度寝。うにっ子はもう寝られないようで起きた。同じくらいにうに夫も起床。ちょっと外に出てた。
私が顔を洗いかけてたらうに夫が見知らぬおじさんに話しかけられてて、「そこにエルクがいるらしい!」と。慌ててうにっ子も一緒に見に行ってた。私は寝てるうに次と留守番。
だいぶ空も白んできて、興奮気味のうにっ子とうに夫が帰ってきた。そうこうしてたらうに次も起きたので、一緒にエルクを見に行った。でかー!!!!奈良公園の鹿とは比べものにならない巨体。そして角。重そうだなぁ〜。
でも平気でホテルの敷地内を闊歩して、芝生とか植木の葉っぱとか食べてるんだもんなぁ(プールのすぐ横で・・・)。違和感だわ。
その頃には他の宿泊客もぽつぽつ出て来て同様におぉ〜とエルクを見守ってた。その後エルクは悠々と歩いて行って、小鳥用の給水器で水飲んでた(をいをい・・・)。慣れすぎじゃない??
そうこうしてたら7時前になり、ホテルの無料朝食時間になったので朝ご飯。まぁ、いつもの代わり映えしない無料朝食ですよ。無料であることに意義がある的な。
ご飯を食べて部屋に帰ったらさっさと歯磨きして準備して8時くらいには出発!この日は旅行のメインイベントの一つが待ってるので大急ぎ。
昨日行ったビジターセンターを通り抜けてすぐ左にある道へ。少しくねくね道を進んで交差点みたいになっている所に出るので右折。まっすぐ行くとキャンプグランドだよ、と言う所を左に逸れてまっすぐ行くとMORAINE PARK STABLES。SOMBRERO RANCHESと言う名前の会社(?)がやっている、乗馬体験!これが今回の旅のメインの一つ。
うにっ子が本で「ロッキーマウンテンナショナルパークでは乗馬が出来るよ!」と書かれてるのを見たらしくて行きたい!となり。うに夫に「うに次が小さくて無理かも」と言われたらパソコンで調べて「ここなら5歳でも出来るって書いてある!」と主張(ホントだった)。5歳から一人乗りでOKらしい。すごすぎる。
1時間コースもあったけど、国立公園内のコースは2時間からで、せっかく乗るなら公園内でしょと言う事で2時間コース。一人2時間50ドル!日本では考えられないリーズナブルさ。ちなみに6時間乗っても95ドルで1万円切っちゃうからすごい。
この日は天気予報では雨かも?と言ってたけど予報はずれて晴れ!でも風が強くて肌寒かったので持って来た防寒着と雨具(どっちも長袖)を着込んで承諾書にサインしていざ!馬!
9時スタートで、グループはうに家族と新婚旅行だというカップル。お姉さんが人を見て?あなたはこの馬ねと割り振っていく。ものすごく楽しみにしてたうにっ子は「この馬」って言われてすぐ顔をなでていた。積極的・・・。うに次はどういう反応なのか未知数だったけど、一番最初に乗せてもらって満面の笑みを浮かべて「おかあさ〜ん!」と手を振ってた。
全員馬に乗って、雨具が後ろにあるからねと確認をし(ぼんやりしてて私一人聞いてなかった・・・)、手綱さばきについて軽いレクチャーを受けたらもう出発!はやっ。さすがアメリカ。
一番前にトレーナーのお姉さん、うに次、うにっ子、私、うに夫、新婚カップルの順。乗り場を出たらずっと未舗装の道で、馬ってこんな所(石がごろんごろんの所)でも歩けるのね!と感動した。そしてさすがちびっこ二人に割り振られた馬はお利口でもくもくとお姉さんの馬に着いていく。私の馬は気まぐれというか、私がなめられてる??のか、前の馬が歩いた道をすこ〜しだけはずれてみたり、ゆっくり歩いて間が空いたり、「ぶふうっ!」とうなってうにっ子をびびらせてみたりしてた。
馬の背中から。最初に小さな丘に登ったんだけど、景色が素晴らしくて。ロッキーマウンテンナショナルパーク内最高峰のLongs Peak(標高4,346m)も見えた。手前は草原。途中野生のターキー発見。
丘を越えて裏に回ると広い草原に出て、その端っこをぽくぽく歩いていく。のんびりした空気。ここは丘の陰だからか風が弱くて、日が昇ってきた分ちょっと暑いくらいだった。草原からまたちょっと登り道に入って林の中を抜けていくと今度は牝鹿と遭遇。一頭だけだったけど。
鹿の横を通り過ぎるとまたちょっと下りに入ってまた丘の反対側に出たのに気付く。ここくらいまでお姉さんはずっと子供たちの話し相手をしてくれてて(アメリカンジョークの相手とか)うるさかっただろうなぁ・・・。ぽっくらぽっくら下っていくといつの間にか最初歩いていた道に出て、乗り場に到着。
正味2時間弱、と言う感じだったけど、楽しみにしていたうにっ子はもちろん、意外とうに次もすごく満喫したらしく、「楽しかった!!うに次の馬はお利口だったからお母さんの馬と違ってちゃんと歩いた!」と嬉しそうだった。2時間、途中で飽きるかなと心配してたんだけどいらぬ心配だったみたい。しかしお尻が痛い・・・。でも乗って良かったな。馬に乗りながら(自分で歩かずに)ロッキーマウンテンの自然を眺められるのは思っていたより気持ちが良かった。良い思い出。これはうにっ子に感謝かもしれない。
お姉さんと馬に別れを告げて、時間は11時過ぎ。先に進んだらお店とかがないのでちょっと早いけどお昼ご飯。町の方に少しだけ戻った店でお昼ご飯。開店直後ですぐ入れたけど、人気店なのかどんどん人が入ってきてた。
食後はさっきの道に戻り、Moraine Parkの方に行かず道を直進。道の終着点、Bear Lake(ベア・レイク)を目指す。
ベア・レイク、ガイドには「夏は駐車場がすぐいっぱいになるので手前の駐車場に停めてシャトルバスで行くのがいい」と書かれてたし、実際道沿いの電光掲示板に何度も「ベア・レイクの駐車場はいっぱいです」と書かれてたので手前の駐車場に停めたんだけど、実際シャトルバスで行ってみたらそこそこ空いてて停められそうだった・・・。まぁ、昼過ぎだったし入れ替わりの時間だったのかもしれないけど。
ベア・レイクは端っこにもかかわらず人気スポットらしく、かなり人がたくさんいた。湖の周りをぐるっと歩くトレイルも、そこここに人がいる。泳いじゃいけないと書かれてるのに泳いで「ひゃっはー!」みたいな奇声あげてる若者グループがあったり・・・。雰囲気ぶちこわしです。でも景色は良いし、あちこちにリスやら綺麗な鳥やらがいて楽しいハイキング。ゆっくりのんびり歩いて一周約50分くらい。
一周して駐車場に戻ってきたらちょうどバスが停まってたのでバタバタと乗り込み。でも着いてすぐだったのか乗れたね〜と座ってからしばし待つ。来た道辿って車を停めた駐車場へ。
途中、うに夫が帽子を忘れたというので乗馬駐車場に寄って、大急ぎでUpper Beaver Meadows Trailheadの駐車場へ。2時半からレンジャープログラムのTracking Wildlifeと言うのがあったので。時間ぎりぎりで焦ったけど無事滑り込みセーフ。
その名の通り、あちこち歩きながらレンジャーが野生動物の話をしてくれる。1.5時間じっくり。解説してくれるレンジャーはまだ見習いらしく、ずっと一緒にもう一人のレンジャーが後ろにいた。
ずっとトレイルを歩くのかなと思ったら最初草原内のトレイルで話をしてると思ったらいきなり草原の中に入って行ってびっくり。大小いくつかの穴があって、こっちは○○の巣穴、こっちは小さいから・・・と。・・・間が空きすぎて動物名を失念。
そこから先はずっと林の中を歩きながら説明。途中、鹿の骨が落ちていてびっくり。みんなで観察。綺麗に骨だけ残るもんだなぁ。
のんびり回って元の場所に戻ってきておしまい。
林から草原に出て来たらまーいい天気!抜けるような青空に風がそよぐ草原。気持ちいいなぁ。
まだ明るいけど4時過ぎ。少し早いけど町に戻って晩ご飯食べられる所を探す。暑かったし、ちょっと疲れていてそんなにしっかり食べる気になれなくてアジア系ご飯がないかな〜と探したら"Nepal Cafe"と言う、ネパール・インド料理の店が。口コミも良かったので入ってみたら晩ご飯には時間が早いからか、お店の奥で店員がご飯食べてた・・・。・・・大丈夫?
ちょっと出てくるのが遅かったかな?と言う気がしないでもないけど、おいしかったからよしとしよう。やっぱり口コミの良いアジア料理はほとんど外れないから安心。ただ、日本料理は想像してるのと違う事が多いので入らない・・・。お腹にも優しい。
食後はホテルに戻ってシャワー浴びてほっと一息。子供たちは早めに就寝。私は時間があったのでランドリーで洗濯。夜暗くなって外に出てみたら満天の星!片田舎だし標高も高いし見事な星空です。うに夫も呼んできて一緒に夜空を見上げる。初めて綺麗に北斗七星を見た気がする。
でも風が強くて激しく寒いので耐えきれなくなって慌てて部屋に戻る。ぬくぬくとお布団に入って就寝。お疲れ〜。

今日は昨日より遅めの5時半くらい?に目が覚めた。外に出てみたけどこの日はエルクはおらず。昨日はラッキーだったんだなぁ。
準備して朝ご飯食べて8時くらいに出発。途中ガソリンを入れてこの日はいよいよロッキーマウンテンから離脱。
前日までいつも通っていた36号じゃなくて34号で山の方へ。36号は町の中心部という感じでレストランやお店が多かったけど、34号はちょっと外れで、ホテルがたくさん建ち並んでた。
道を進むとエントランスゲートが。前日払ったのでレシート提示のみで通過。
そこから山へ向かって登っていく道がTrail Ridge Road(トレイル・リッジ・ロード)この道、通り抜けできる(行き止まりではない)舗装道路で全米一の標高を誇るらしい。一番高いところで何と3,713m!富士山頂上(3,776m)とほぼ同じ!ちなみに冬期は封鎖される模様。
道はゆるいカーブを繰り返して尾根を上って行くので見晴らしはかなりいい。天気も良くて気持ちいいドライブ。下の方のMany Parks CurveとRainbow Curveで停まって写真撮ったりしたけど、どちらも絶景。特にMany・・・の方はヘアピンカーブの出っ張り部分から周りを見られるので昨日馬に乗ったりレンジャープログラムで歩いたりした所が見下ろせた。
Forest Canyonからの眺め。気持ち良くどんどん上って、気がつけば森林限界を超えたのか、周りは全然木が生えてなくて草っぱら。かなり上のForest Canyonでまた停車。標高は3,570mくらい。・・・周りの人の防寒具がダウンとかなんですが・・・。こちらは移動日だと思って子供たちは短パン・・・。大丈夫?
上着2着着込んで外に出たけど、さぶーーーーーーーーーーーっっっ!!風冷たいー!ぎゃーーーーーーっ。
かろうじて手前の看板辺りまで歩いたものの、奥の展望台までが遠い・・・。うに次は「もう車帰りたい」・・・だよねー。私とうに次は車に退散。うにっ子とうに夫は展望台まで行ってたけど、戻ってきたうにっ子は固まってた。そりゃそうよ。寒いもん。でもここまで自転車で上ってきた?下りてく?団体がいるようで脱帽・・・。
トレイル・リッジ・ロードの最高地点はもう少し先と言う事で、暖かな車中に満足しながら先に進む。・・・と、あら?なんか下ってない?気付けば最高地点通り過ぎてた・・・orz目印ないとわかんないよ・・・。
下り初めてちょっとして右手にあるのがAlpine Visitor Center。ここで標高3,595m。十分高いけど尾根の裏側に入ったので風が弱い分暖かく感じられる。
ここで子供たちは昨日頑張ってやったレンジャープログラムを見せてジュニアレンジャーバッジをゲット!おめでとう〜。
ビジターセンターとは別棟で大きなお土産物屋兼レストラン(カフェ?)があったので子供たちはホットチョコレートで暖をとる。それからお土産とかを見て回ったり。でもこの日はまだ先は長いのでそこそこで離脱。
ビジターセンターから先はホントずっと下り。今まで上ってきた分をどんどん下る。ビジターセンター出てすぐ車がいっぱい路駐してると思ったら斜面にエルクが何頭もいた。群れなのかな?残念ながら急ぐのでスルー。
だいぶ下りてきて右手に草原とコロラド川の源流が見える所でもまた車がいっぱい停まってた。今度は何だろ?と思ってみんなが見てる方を見たらあっ!あれはムースでは?!ムースはまだ見てない!と慌てて車を停めて見に行く。が、もうだいぶ離れてしまって、大きいムースもさすがに小さな茶色い固まりにしか見えなくて、「ムースか?」と言う疑問形のまま・・・。多分ムースだったんだけどなぁ。もうちょっと近くで見たかった。
さらに進むとヒストリカルロッジ!とか書かれた看板があったので寄ってみた。1910年代に作られた(多分)Grand Lake Lodgeと言うのがそれ。その名の通り眼下にGrand LakeとShadow Moutain Lakeが見下ろせるいいロケーションに建っている。
口コミではちょっと・・・?だったけど、まさにお昼時だったのでここでお昼ご飯。悪い予想で食べたので思ったほど悪くなかった。まだ席が空いていて窓際の湖が見える席で食べられたのも良かった。ほっと一息。
食後は今日の宿へ向かうべく先を急ぐ。40号を西へ向かい、9号にぶつかったところで南下。9号に入ってすぐ西に向かう道があって、距離的にはそこを通るのが最短なんだけど、ここ実は未舗装路。ネットで検索すると距離は近いけど舗装されてない分時間は遠回りして舗装されたハイウェイを回ってもあまり変わらない。
まぁ、行けそうなら話のネタにでも通ってみるかとうに夫と話していたものの、実際見てみたら無理だわ・・・。工事用道路みたいな砂利道ぽい・・・。これは無理だわ〜。と言う事で、素直に9号をそのまま南下。のんびりした田舎道。
ずっと進むとコロラドを東西にどーんと横断 するハイウェイ、70号にぶつかるので、それに乗って西へ。大きなハイウェイだけあって走りやすい!
山の間を走って行くんだけど、ここもロッキー山脈の一部?4000m級の山がほいほいあったり。そもそもハイウェイ自体も3000mくらいの所を走ってる。すごいなぁ。
途中一回トイレ休憩してさらに西へ。山間だけに所々スキーリゾート地みたいな町があっておもしろい。何もない田舎部分と、ホテルだらけのスキー場近辺との落差が激しい。
どんよりランドスケープ・アーチ。そしてこの道、ずっとコロラド川が横を流れてるんだけど、グランドキャニオンを削って作り上げたあのコロラド川もまだまだ小さく細い。
山脈ゾーン地帯を抜けるとちょっと切り立った岩山が増えて来た。赤茶色の、ごつごつした岩山が多かった。
走る事グランド・レイクから3時間近く、着いたのはGlenwood Springsと言う町。スプリングス、と言う名前の通り、観光名所としてグレンウッドスプリングスという温泉があって、保養地として有名らしい。
まずはホテルにチェックイン。この日泊まるのはHotel Denverと言う名前のホテル。1915年創業という老舗。もちろん改装・増築されてるんだけど、フロントやラウンジ周りは当時の雰囲気が残っていてとてもおしゃれ。
部屋もすごく雰囲気があってとても素敵・・・。ベッドカバーもキルティングで作られてたんだけどこれがまた可愛い。雰囲気と見た目ではアメリカで泊まったホテルで一番かも。バスルームが狭くて古いのはまぁ、古いホテルだからしょうがない。
荷物を置いて一息つく間もなく準備して部屋を出る。この日は温泉!夕方なので大急ぎ。
ホテル・デンバーからは橋を渡って反対側にあるGlenwood Hot Springs Lodgeと言うホテルにあるのが温泉。と言うか見た目はでっかいプール。大きいのは幅34m縦160mもあるらしい。ホントに大きい。その横には少し小さめで湯温が高めのプールがある。
男子・女子別れて水着に着替えていざ!
でも時間は遅い(5時近く)し、やや薄曇りだったのもあってお湯はかなりぬるいめ。入ってるとほのかに暖かいけど出ると肌寒い。なので、ずっと入ってたい(笑)。暖かい方は適温!気持ちいい〜。
子供たちが隅っこにある滑り台(別料金)を滑りたい!と言うので行ってみた。別々に滑ったんだけど、うに次は小さいからか?ごつごつ頭をぶつけたそうで「もうやらない」と。その分うにっ子が大喜びで滑ってた。
あと、巨大プールの端っこに低い飛び込み台があったので、今年タウンのプールで飛び込み台デビューしたうにっ子は喜んで飛び込んでた。まぁ、普通にジャンプして足から飛び込むだけだけど。うに夫も2・3回チャレンジ。
寒いながら1時間くらい満喫して着替えてホテルへ。
晩ご飯はホテル内にあるブリューワリレストランへ。その名もthe Glenwood Canyon Brewpub。有名なのか?そこそこ混んでいてちょっと待って店内へ。うに夫はウェイターさんに色々聞いてビールを頼んでた。私が頼んだパスタおいしかったなぁ。
部屋に帰ってお風呂に入って就寝。移動が長かったし、お風呂ではしゃいだしすぐに寝付いた。うに夫も。おやすみ。

翌朝は6時くらいに起床。このホテルは朝食が付いてないので準備してチェックアウト。その時に二日後にまた戻ってくるんだけど、部屋の指定できるかな?とフロントにお願いしてみた。次回も同様の古い部屋に泊まれる模様。今度は通り沿いの窓が広い部屋。のはず。
ホテルを出て最近出来たらしい近くのアウトレット?モール?のスタバに行ってパンを買ってもぐもぐ。食べ終わったら出発!今日も最初は移動移動。
昨日も通った70号をまたさらに西へ向かう。昨日はアルプスのような雰囲気の緑あふれる山間を抜けていた道だけど、どんどん岩山が増えて来て岩山がどんどん低くなってきて荒れ地のようになってきた。交通量もそんなに多くなくて快適。
ガソリン給油を経てさらに西へ。荒野の途中でユタ州に突入!グランドキャニオン旅行以来かも。何にもないなぁ。
しばらく走ってハイウェイを下り、今度は南へ。周りに岩山が増えて来たけど、色がすっかり赤茶色。独特の色でグランドキャニオンを思い出すなぁ。
この日の目的地であるアーチーズ国立公園を一旦通り過ぎ、Moab(モアブ)の町に向かう。町はアーチーズ国立公園の恩恵を受けてホテルやらレストラン、土産物屋がいっぱい。午前中ずっと車だったのでそんなにお腹が空いてないしレストランに入るほどでもないと言う事でバーガーキングにてお昼ご飯。12時前だったからかかなりがら空きだった。
腹ごしらえを終えていざアーチーズ国立公園へ!ビジターセンターにてジュニアレンジャーのアクティビティブックと園内地図をもらって紹介ムービーを見てから公園内へ。岩山の間を抜けていく一本道なので渋滞はしてないけどそれなりに車が走っている。そして周りは変わった形の岩がごろんごろん。
アーチーズはその名の通り、岩が風化や浸食によって穴が空いてアーチ状の岩をはじめ、変わった形の岩がいっぱい。車内から見てるだけでも楽しめる。
ひとまず一番奥のDevils Garden Trailheadの駐車場へ向かう。道の奥は輪っか状になっていてその半円部分が駐車場になっている。ほとんど車が停まっていたけど、結構ぽつぽつと空きがあった。
比較的トレイル近くに停められていざ!!アーチーズはロッキー辺りと違って日差しも強く荒れ地が続くトレイルなのでトレイル入り口にはくどいくらいに「水を持って行け!」と書かれていた。年間平均降雨量は250mmらしい。少ない!
最初は岩の間を抜けて歩いて行く。戻ってくる人はみんな暑そうに汗をかいていた。でもこっちの人って、基本半袖半ズボンなのよね・・・。日差しが暑いだけで湿度はないから薄手の長袖・長ズボンの方が良いんじゃないのかな・・・。うちは全員長袖・長ズボン。
暑いので日本で買ってきた塩飴でミネラル補給。頑張って歩いていると少しずつ曇ってきて若干楽に。ただ、目的地のLandscape Archに着いた時にはすっかりどんよりしていて残念・・・。
青空に映えたアーチが見たかったんだけどな・・・。このランドスケープアーチは園内最大サイズで差し渡し90m以上あるのに幅は一番細いところで2mくらいしかないんだそう。すごく華奢。でも大きいなぁ。自然に出来たなんてびっくり。
奥にもアーチがあってトレイルが続いてるんだけど、次のトレイルに行きたかったし曇ってきたので行かないで戻ることに。
帰り道はずっと曇りだったんだけど、最後の方で雨が降ってきたのでレインジャケットを着用。そこまで激しくないけどトレイル最後の方までしっかり降っていた。
ジャケットのおかげでそこまで濡れなかった。トイレを済ませて車に戻る。ほっと一息。
デリケートアーチ。車で元来た道を戻り、途中で左折。次はWolfe Ranchと言う駐車場へ。ここはアーチーズで一番有名なDelicate Arch(デリケートアーチ)に向かうトレイルの入り口がある。一番有名そして一番人気なだけに駐車場が空いてるか心配したけど、ラッキーな事に入り口すぐ近くに停まっていた車が出て行くところですぐ停められた。夕方3時過ぎだったので帰る人もそこそこいたのかも。
水やアメを準備していざ!!出発!
さっきのランドスケープアーチへのトレイルは所々岩場の間を通っていて日陰があったけど、こちらのトレイルはほぼずっと日向。何の遮蔽物もない岩場をじわじわ登りながら歩いて行く。地味ながら辛い。さっきの雲は通り過ぎたらしくすっかり晴れて暑いし。塩飴パワーをひしひし感じる。
トレイルの途中には前に歩いた人たちが積んだケルンが所々あって、子供たちはそれを探すのを楽しみながら一生懸命歩く。すぐ抱っこ〜とか言い出すうに次もせっせと一人で歩いた。えらいぞ。
道々トカゲとかリスとかに出会いながら歩いて行くと少し大きめの岩をぐるっと回り込み、その岩の横手を削って作った?らしき、すれ違いが難しいくらい狭い岩の階段とスロープを登っていく。岩場の反対側も小さな窓状のアーチ?があったり、底はすり鉢状になってたりとおもしろい景色が広がっている。
てっぺん付近まで上がると岩の向こうに視界が開け、そこには終点、デリケートアーチが!!
ランドスケープアーチはじめ、車内から見えてたアーチは橋状になっているのばかりだったんだけど、このデリケートアーチだけは別。地面からにょきっとその名の通りアーチが生えてる。周りに他にもあると言うわけでもなくてこの一つだけ。自然て不思議だなぁ。
これまで登ってきた分、デリケートアーチがあるのは台地みたいになっているんだけど、デリケートアーチの手前はすり鉢状になっていて意外と深い。
根元まで行ってみるとかなり大きい。どうして誰も作ってないのにこんな形になったのかなぁ。
続々と人は来るけど、みんなそこは心得ていて、アーチ下で写真を撮ったら次の人にスポットを譲っていた。すり鉢を囲むようにぼんやり眺めてしばし休憩。疲れたけど歩いて来て良かった。これは見ずには帰れないわ。
しかしもう5時前くらいだったので帰らないとと言う事で来た道を戻り出す。デリケートアーチは夕焼けも見応えあるらしいんだけど、子供たちが小さいし、暗くなってから帰るのは足下危ないので無理だな。残念。
戻っていったらまだまだ次から次に来てる人がいたので、夕焼け見るのかなぁ。
帰りは下りなので行きよりは楽だけど、やっぱり暑い。辛い・・・。何とか駐車場に帰った時はホントほっとした。
車に乗った後は一路出口へ。国立公園を出たら真っ直ぐホテルへ。この日のホテルはチェーンホテル、スーパー8。チェーンの中でも安手ホテル(ランク低め)なので今まで使ったことなかったけど、クチコミサイトによるとここは最近改装したらしくて綺麗になったとか。写真も載ってたけど綺麗で清潔そうなのでここにした。
モアブの中心部にはもっとホテルがあるんだけど、ザ・観光地と言う事で割高・・・。だいぶ高い。中心部の方が周りにレストランとかお店とか多いんだけど、スーパー8は朝ご飯着いてるし良いかなと。
ホテルにチェックインして荷物置いた後(口コミ通り、部屋は新しくて綺麗だった)、すぐ隣にあったデニーズへ晩ご飯を食べに。同じようにホテルからとことこ歩いて行く人が何人かいて、デニーズとしては提携状態。
食べ終わったらお風呂に入って就寝。さすがにいっぱい歩いて疲れた子供たちは、うに次はちょっともぞもぞしてたけど珍しくすぐ就寝。
洗濯して片付けて大人も就寝。この旅一番の疲れ・・・。おやすみ〜。

翌朝は6時くらい起床。予報で言ってたけど、予報通りにしとしと雨。うう〜ん、晴れるかなぁ。
着替えてホテルの朝ご飯を食べに行ったら、ロビーは狭くて暗くて、朝食メニューもなんだかいまいち・・・。う〜ん、これがスーパー8の実力か・・・。部屋は改装したら綺麗になるけど・・・という感じ?
朝ご飯を終えても雨はまだやまず。大丈夫かなぁ。
片付けて雨の中出発。再び国立公園へ。車に乗って道沿いに見える、Balanced Rock(バランス・ロック)へ。駐車場に着く直前くらいから雨があがって、これはチャンス!
どんよりバランス・ロック。バランス・ロックはその名の通り菱形みたいな岩が縦にのっかってて、その下は細めの岩がすっとのびている。落ちないのが不思議。
時間は早めだったし雨が降っていたからか周りには人気がなくて我が家のみ。
バランス・ロックもそうだけど、駐車場から向こうの荒野が見えてなかなかいい景色。地面もそうだけど、奥の空に今にも雨が降りそうな雨雲がどんどん迫ってきてなかなか迫力。
バランス・ロックの周りをぐるっと一回り出来る道があるので一回り。でもさっきまで雨が降っていたので足下は小さな川になってたり、ちょっと歩きにくい。バランス・ロックの結構すぐ近くを歩くので一周してもあっという間。
バランス・ロックを後にしてもう少し先に進むと右手にThe Windows Sectionと言うスポットに行く道があるのでそっちへ向かう。しばらく走るとこれまた道がループ状になっていて左右が駐車場になっているので駐車。
まずはトイレを済ませて、人が少なそうなDouble Archの方へ。アーチの方で大声出して反射するのを楽しんでるのが聞こえて子供たちが「やりたい!」とハッスル。ほとんど人がいない道を歩いて奥の方に行くと、その名の通りV字状になったアーチが岩の間にかかっている。
子供たちが岩の穴に向かって「やっほーーーーーー!!」と叫ぶと、ほんのり「やっほーー・・・・・・」と返ってきた。さっき遊んでた人たちはもっと奥の方に入っていってたのかな?
そうこうするうちに小雨がぱらついてきたので慌てて来た道を戻って、駐車場はさんで反対側にあるNorth Window・South Windowへ向かう。こちらはそこそこ人がいた。
ちなみに雨は降ったりやんだり。岩山があるのと反対側を見るとぽつぽつ岩山がある草原が見えるんだけど、ちょうどくっきり晴れ間とそうでないところが別れていて不思議な光景だった。私たちのいるところは雲の方。もうちょっともってほしいなと思いつつ先へ。
Windowは多分成り立ちはアーチと同じなんだけど、上の橋の部分が太くて、確かにアーチとか橋と言うより窓みたい。ノース・ウィンドウの真下に行けるので行ったけど、岩の隙間に岩がはさまっていて、落ちてきそうで怖かった。
少し離れて二つのウィンドウを見ると、間に大きな岩があるのもあってメガネとか顔とかそんな感じ。
帰り道にレンジャープログラムみたいなのをやってたけど、この後昨日と同じホテルまで戻らないと行けない我々には時間がないのでスルー。残念。
それから道を戻ってビジターセンターへ行って子供たちが頑張ったジュニアレンジャーアクティビティブックをチェックしてもらう。無事にジュニアレンジャーバッジをゲット。良かったね。
ウィンドウX2。トイレを済ませて国立公園を後にし、昨日来た道を戻っていく。ハイウェイに乗るまでは後ろから雨雲が追いかけてきていて、ハイウェイに乗ると右手に雨雲がずっと続いている。でもギリギリ降られなくて良かった。
快適に1時間半くらい東に走って、グランド・ジャンクションという町でちょうどお昼前だったのでハイウェイを下りる。
ここに着くまで何もない所ばかり続いてたのに、ハイウェイ下りたら周辺住民が集まって色んな用事を済ませるのか、色んなお店がたくさん集まってた。
ガソリン入れて、お昼ご飯。メキシカンはご飯が食べられるからほっと一息。
食後はまたハイウェイ70号に戻ってひたすら東へ。1時間くらいで昨日旅立ったグレンウッドスプリングスに到着。時間は3時前くらい?
一昨日と同じホテルで朝食はついてないのでスーパーに寄ってベーグルとかサラミとか牛乳とかリンゴとかを買い込んでホテルへ。頼んでた通り今回も古いお部屋。通りに面している所が一面窓で気持ちいい。インテリアも可愛いし。大満足。
さすがに今回は温泉には行かない事に。そろそろ晩ご飯なんだけど、ずっと車に乗っていてお腹は空いてないので、スープとか軽食がありそうなお店を探してそこへ。途中町をぶらっと歩いて時間調整していったのにお店は閉まってた・・・。がーん。仕方なく違う店へ。
食後も時間はちょっと早かったので、アムトラックの駅とか見ながらぶらぶら。一回アメリカ電車の旅とかしてみたいけど、時間かかるんだよなぁ。
ホテルに戻ってお風呂に入って就寝。朝はトレイルをちょっと歩き、その後はずっと車で疲れてたのか、子供たちはすぐ寝入ってた。大人たちはちょこっと用事を済ませてからベッドへ。残りあと二日。

朝6時過ぎに起床。ちょっとひんやりするので先に着替え。なんでだろ。窓が大きいから?それから朝ご飯。部屋で食べるのでなんかのんびり。明日には帰る予定なのであれこれ食べる。
快適だった滞在を終え、デンバーホテルを出発。この日は70号をひたすら東へ進む。三日前に70号に乗ったポイントも通り過ぎてそのまま東へ。どんどん緑が増えていってスキー場も多い。アーチーズはあんなに乾燥してたのに。
場所は山間だけど、ハイウェイは快適。びゅびゅんと進んで2時間くらい行って、Idaho Springsと言うところでハイウェイを下りてガソリンを入れる。
そしてそこから南の山へ向かって登っていく道を進んでいく。その先に待ち構えるのはMt.Evans。ここは舗装された道で、北米一標高が高い。その高さなんと4,350m!!すごい!富士山より500m以上高い!
どんどん上って行くとレストラン兼お土産物屋さんがあり、そのすぐ先にゲートがあるのでそこで通行量を支払い。これまでもそうだったけど、この先もずっと片道一車線なので遅い車につかまると辛い。
片側は崖になっているので見晴らしはよく、かなり気持ちいいドライブ。すっきり晴れていたので良かった。ただ、乗っていたレンタカーに外気温表示があったんだけど、走れば走るほど下がっていく。寒そう。
頂上手前にSUMMIT LAKEと言う湖(サイズ自体は池くらい)があって、横に駐車場があるので休憩。
持って来た上着を全部(と言っても2着くらい)着込んで外に出たけど寒い!最初は平気かなと思ったけど身に染みる・・・。しかも標高が高くて3,900m以上あるので高山病にならないよう、急に走ったりしないように・・・と気をつけてると余計寒い。ぶるぶる。
マウント・エヴァンス。でも湖は不純物がほとんど入ってないからかとても綺麗。マウント・エヴァンスの山を綺麗に映している。
寒いので大急ぎで写真を撮って車に戻る。ほっと一息。耳の付け根が痛い・・・。
さらに上を目指すべく車を走らせる。すでに4,000m近いのに自転車で登ってる人とか、自力で走ってる人(歩く、じゃなくて走ってる!)がいたりして衝撃。超人過ぎる・・・。
つづら折り状態の山道をどんどん登ってとうとう頂上へ。駐車場はあるけど結構車でいっぱい。幸い入ってすぐ停められたのでまた上着を着込んで外へ。
さっきの湖で身に染みてわかってた・・・はずがもう比じゃなかった・・・。何より風がすごいの!突風が吹くとふわっと体が浮く感じがあるくらい。基本的にずっと強い風が吹いてるので寒くてしょうがない。耳の付け根やら口の中やら手やらあちこち痛い。
ここで4,307m(14,130feet)。人生最高地点塗り替えです!しかし寒いっ!高さ表示の看板前で見知らぬお兄さんが写真撮ってと言うので撮り、こちらも撮ってもらう。寒くて笑うしかないわ。
この駐車場地点から歩いて真の頂上まで登れる。そこは4,350m(14,264feet)。登ってる人もいたし、来るまで(下りるまで)は登っちゃう?と思ってたけど、この寒さにこれ以上いたくない・・・。辛すぎる。
車に戻ってふわ〜っ助かった・・・。寒すぎた。何この寒さ。8月なのに。
帰りは来た道をひたすら下って行くのみ。車内温度計がぴこぴこ上がっていくのを見てると心も温かくなるよう。
今度は止まることなくびゅーんとレストラン兼お土産物屋のロッジまでおりる。ロッジでお昼を食べようと車を降りた時の暖かさと言ったら。標高の影響すごすぎる。
時間は2時くらいとお昼ピークはかなり過ぎていたのに注文後えらく待たされてちょっとしょんぼり。お腹空いたよ・・・。
お昼を食べた後はさらに朝来た道を戻ってハイウェイへ。70号をさらに東へ向かい、五日ぶりにデンバーへ。中心街はずれの、空港近くにあるホテルが乱立している地区へ。今日のホテルはHyattplace Denver Airport。新しいのか?すごく綺麗だった。競争相手が多いからか、結構安かったのに部屋も広いし快適。
時間は5時過ぎくらいでそろそろ晩ご飯・・・と言う所だったけど、いかんせんお昼が遅かったので全然お腹空いてない。仕方ないので最初いざという時用に買っておいたカップラーメンを食べる。それでちょうど良いくらい。まぁ、ほぼ一日車乗ってるだけだったしね。
明日は飛行機に乗って帰宅、明後日からはもう学校スタートと言う事で体内時計を東部時間に戻すためにも早めに就寝。たくさん運転したうに夫、お疲れでした。

時差ぼけ予防のためにちょっと早めの5時半くらいに起床。着替えて6時からのご飯へ。
綺麗でも所詮スーパー8だったスーパー8朝ご飯に対して、安くてもさすがHyatt朝ご飯。種類も多かったしすごくおいしかった。たいてい安めのチェーンホテルはパン・ベーグル・ワッフルがメインなんだけど、ここはちゃんとサンドみたいなの(しかも早く行ったから熱々!)があってそれが美味。コーヒー・紅茶系も良い物使ってました。こういう所に違いが出るよなぁ・・・。
朝ご飯を満喫した後は部屋に戻って準備・片付け。来る時荷物の重さがぎりぎりオーバーだったので手荷物分を増やす。
さっさとチェックアウトして途中ガソリン入れてレンタカー屋へ。車を返したらシャトルバスに乗って空港へ向かう。8時くらいだったけど結構人がいた。
空港チェックインの時に自転車チームの人らしい団体さんがいて、もしかしてマウント・エヴァンスとかロッキーマウンテンとか登ったのかなぁ?
飛行機が10時10分発で、乗ってる間にお昼をまたぐのでお昼ご飯用にベーグル買って乗り込み。ちょっとうとうとしたり、ベーグル食べたりしてる間に経由地アトランタに到着。アトランタはすごく空港が広くてびっくりした。他も広い空港は何度か行ってるはずだけど、ターミナルが分かれてるからかここまで広さを実感したことないんだけどな。
お昼がベーグルだけだったので物足りず、おやつ用に買ってたポテチをぼりぼり食べながら搭乗待ち。出発が遅れたので大丈夫か?とちょっと心配になったけど無事出発。3時間半くらいでボストンに到着。やっと帰ってきたよ。
空港着いたのが7時過ぎ。さすがにお腹が空いているので家の近くのPaneraにて晩ご飯。サラダとスープが身に染みるわ・・・。ついでに横のスーパーで翌朝のご飯とか買い物。
家に帰ったら夜遅かったし、明日は学校だしさっさと片付けて就寝。最後は慌ただしく終了。
今回ロッキーマウンテン中心に色んな所に行けて良かったな。アーチーズも、グランドサークルの旅では行けなかったのが思いがけず行けて嬉しかった。あれは本当に一見の価値あり。馬も最初はうにっ子に言われて仕方なく・・・だったけど、予想以上に楽しかった。夏の旅行は今度こそ、これで打ち止めかな。



戻る