アメリカ駐在の特権、アメリカ国内旅行第二弾。でも今回はアメリカとカナダ、二カ国。
朝8時過ぎの飛行機だったので、6時前に起きて準備。うにっ子とうに次も起きてきたので、準備して出発。
空港で荷物を預けて朝ご飯。それからトイレに行って…とやってたら、出発の10分前くらいだった。あわあわ。
バッファローナイアガラ国際空港(Buffalo Niagara International Airport)に9時40分過ぎに到着。
着陸態勢に入るために旋回してる時、何だか遠くの方にたくさんの建物群ともわもわと煙みたいなのが見えて「もしかしてナイアガラ?!」とドキドキ。
通路をはさんで反対側に座ってたうに夫には見えなかったようで「え〜、こんなとこから見えるか〜?」と半信半疑。
>飛行機を降りて荷物をピックアップし、レンタカー会社の受付へ。ちなみに車はマツダのマツダ3(日本名:アクセラ)。
チャイルドシートは別料金で、一日13ドル、と言われたので、うにっ子に関してはブースターシートを買って持って行った方が安い、と購入して持って行った。
空港を出て、ハイウェイを走り、一路ナイアガラへ。
大きな川にかかる、大きな橋を二つほど通り過ぎて、二つ目の川沿いにそのまま進む。
すると飛行機の中から見たもわもわと建物群が見えてきた!!やっぱりあれはナイアガラやったんや!!!いやが上にもドキドキ感はさらにアップ!
とりあえず今日はアメリカ側から楽しもう、と言う事で、まずは車のまま、アメリカ滝とカナダ滝の間にあるゴート島へ。島の中間くらいにある駐車場に車を停めて島内をうろうろ。
まずはアメリカ滝に一番近づけるルナ島へ。島と言ってもゴート島からほんの数mくらいの小さい橋を渡るだけ。その橋の下を流れる川がそのままブライダルベール滝となって流れ落ちていく。
画像はルナ島の先端とアメリカ滝。
間近で見るとやっぱりスケールが大きい。水の勢いが感じられる。
ルナ島で5分いるかいないかくらいでうにっ子のトイレ申告があったので、ルナ島を後にして再びゴート島へ。
トイレ休憩をはさんで、今度はゴート島の反対側の端へ。こちらからはカナダ滝が見られるポイント、テラピンポイントがある。
日曜なだけに観光客がいっぱいいたけど、なんとか柵の一番前に行って見る事が出来た。
アメリカ滝よりさらに大きくてど迫力。
何度か強い風が吹いて、雨かと思うような大粒の水しぶきにおそわれた。気がつけばカメラが水滴まみれでかなり焦らされた。
その後、徒歩で橋を渡ってゴート島を出て、近くのフードコートでお昼ご飯。この辺りは完全に観光地化されていて、たくさんの土産物屋さんやホテルが並んでいる。ついでにフードコート内はなぜかキャッシュオンリーで、割高。この辺りも観光地っぽいと言えば観光地っぽい??
再び徒歩でゴート島へ戻り、今日のメイン、風の洞窟(CAVE OF THE WIND)へ。
エレベーターで下の洞窟へ降り、岸壁に設置された観光用通路を歩いてアメリカ滝・ブライダルベール滝に近づこう、と言うもの。
ちなみに大人は11ドルで子供(6歳から12歳)は8ドル。なのでうにっ子・うに次は無料。
料金を払って中に入ると、黄色くて薄いビニールカッパと意外としっかりしたサンダルをもらう。料金にこの分も含まれてるらしい。
うに次はかっぱだけだったけど、うにっ子はサンダルももらえた。ちょっと得した気分。
カッパとサンダルは画像の通り。画像が見づらいのは防水対策でカメラにビニールをかぶせてるから。
この防水対策、色々試した結果、写りがいいのはラップだったので(他に試したのは普通の透明ビニール袋とジップロック)、ビニール袋に穴を開け、そこにラップを貼ってわざわざ作ったお手製品。おかげでちゃんと写真も撮れた。
さて、風の洞窟に話を戻すと、エレベーターに乗るのにしばらく並んだものの、下に降りるとみんな自分のペースで歩くので、そんなに混み合ってる感じはしなかった。
順路通り進んでいくとホントに手を伸ばせば届くくらい近いところを、アメリカ滝の激流が流れていく。
と言うか、実際所々流れがデッキの上をバシャバシャ流れ落ちていっている。
水は結構ひんやりしていて気持ちいい。膝から下はほぼずぶ濡れ。
水しぶきに濡れながら進んでいくと、一番の目玉、ハリケーンデッキに到着。
ブライダルベール滝の流れのすぐ近くに張り出していて、一番近いところだと滝に打たれてるような状態。
ガイドブックには「滝まで6m」と書いてたけど、もっと近く感じられる。
うに夫とうにっ子が果敢に挑戦してたけど、まさに「台風中継」。うにっ子はずっと下を向いて耐えてた。喜んでたけど。私はうに次を抱っこしていたので行かず。
滝に関する色んなアトラクション(?)があるけれど、一番滝を近くに感じられるのはこの風の洞窟じゃないかな。かなりオススメ。
風の洞窟の後は車に戻り、飲み物を飲みきってしまったので少し離れた所にあるスーパーへ。
それにしてもナイアガラ近辺から離れると一気に寂れて、うらぶれた感じの町並みが続く。なんだか治安もそんなによくなさそうな…。
スーパーでさっさと買い物をしてカナダ側のホテルへ向かうべく、国境の橋、レインボーブリッジへ。
アメリカ出国の手続きは特になく、通行料(?)3.25ドルを払った程度。ちなみにUSドルでもカナダドルでも支払い可。
でもそこからが長く、アメリカ側のゲートからカナダ入国のゲートまで(つまり橋の上ずっと)車の列が並んでほとんど動かない。じわっじわっと動く程度。
その間橋の上からナイアガラを満喫…と言いたいけれど、反対車線をはさんでさらに向こうなのでほとんど見えなかった。残念。
やっと順番が回ってきて、入国の目的とかちょこちょこっと聞かれてはんこ押しておしまい。並んだ割にあっさり。
それから念のためカナダドル(現金)をおろしに銀行ATMに寄って、今夜のホテルへ。
ホテルまでの道中、ナイアガラフォールズの中心部を通ったけど、完全に観光地って感じ。派手派手な土産物屋やゲームセンターとかアトラクション系の店が建ち並び、観光客がぞろぞろと歩いてる。
無事ホテルに着き、荷物を置いて一息ついたら晩ご飯を食べに外へ。大道芸人ぽいおじさんと会い、うにっ子は風船でくまさんを作ってもらって大満足。
スポーツバーっぽい店で晩ご飯。考えたら私、まともなレストランでの外食はこれが初体験(フードコートかバイキングだけでした)。ちょっとうきうき。結構おいしくて満足満足。
噂ばかり聞いていたテーブル担当のウェイトレスの熱烈売り込みとあれこれアピールも初めて生で見た(「他にはもういらない?」とか「どう、おいしい?」とかちょいちょい話しかけて来る)。
ご飯後はホテルに帰って、お風呂に入ってばたんきゅう。外からは花火の音が聞こえてきたけど、部屋からは見えなかった。
19日、二日目。天気予報が何だか微妙で朝は雨?午後は雨?とりあえず曇り?みたいな天気。
何はともあれ晴れてるうち(雨の降ってない間)にナイアガラ観光のメインの一つ、霧の乙女号(Maid of The Mist)に乗っておこう!と言う事で、朝食後さっそく乗り場へ。と言っても、朝がのんびりだったので、既に10時過ぎくらいだったけど。
ちなみに持って行ったもらい物の観光マップに「霧の乙女号はキャッシュオンリー」と書かれていたけど、クレジットカードも使えるようになってた。
朝早めだったからか?待つことなくスムーズにエレベーターも乗れ、そのままとことこ歩いて乗船、乗ったらすぐくらいの勢いで出港。タイミングがすごく良かったらしい。
舳先周辺の手すり沿いには既に人が並んでいたけど、その辺りにとりあえず行ってみた。一応平日だからか、これでも空いてる方。
昨日は上から見たアメリカ滝を横目に通り過ぎ、扇状のカナダ滝の中へ。
水しぶきがすごくて、滝を見るどころじゃないくらい。顔を上げれば水しぶきがおそってくる感じ。水面は渦巻くような波。
結構長い時間(4分くらい?)そこに留まった後、方向転換して元の乗り場へ。あの水しぶきを浴びた後だと、少々の水滴が飛んできても何とも思わなくなった。
その後、ナイアガラ川の下流にある、1840年代に建てられたイギリス風の建物が残るナイアガラオンザレイクへ向かう。
途中、ワームプールという、ナイアガラ川が90度くらい曲がっていて常に渦が出来ている地点でちょっと休憩&見学。乗らなかったけど、渦の上を通過するゴンドラもある。
ワールプール通過後、発電所やら花時計やら世界一小さい教会やらの見所があったけど、もう12時を過ぎていたので、何はともあれナイアガラオンザレイクへ行こうと言う事ですっ飛ばし。
ちなみにナイアガラフォールズからナイアガラオンザレイクまではナイアガラワインルートにもあたり、ワイナリーもたくさんあって、道沿いからもブドウ畑が臨めたり。ブドウに混じって普通の果樹園も点在。そして付近の家はやたらでっかい豪邸がたくさん。
ナイアガラフォールズから20分かかるか否かくらいでナイアガオンザレイクに到着。なんとも可愛らしい町並み。あちこちに花がたくさん植えられていてとても綺麗。
車を停めてとりあえず目抜き通りをとことこ。同じような観光客がいっぱい歩いていた。と言うかほとんどが観光客??
ひとまず昼食、と言う事でお昼ご飯。地下にある店に入ったら私たちの前に一組入ってるだけで閑古鳥が盛大に鳴いてる様子…。大丈夫?と思ったけど、その後どやどやどやっと人が入ってきて賑やかになった。お味はまぁまぁ。
ご飯後もとおりをぷらぷら。外から見てるだけでも可愛らしいお店がいっぱいある。目に付いた帽子屋さんに入って見てたら、うにっ子が脱いで置いてあった麦わら帽子を、他のお客さんが「この帽子、可愛いじゃない!」といって手に取りかけてた(笑)。「この子のなんで」って言ったら「あら!この店のじゃなかったの??ごめんなさい」
最後にナイアガラ薬局博物館(Niagara Apothecary Museum)に寄って見学。19世紀に薬局として使われていた建物を復元。中は薬瓶などが陳列されていて、ちょっと湿布みたいなニオイが漂っていた。
帰りはあえて横道にそれてブドウ畑の真ん中を走ってみたり。交通量が少なくて、収穫されたてらしきモモをいっぱい搭載したトレーラーが走ってたりした。
ナイアガラフォールズに戻って、予報がはずれてすっかり綺麗に晴れていたので、スカイロンタワーへ上る事にした。雨だったら登ってもなぁ、と思ってたので、晴れて良かった。
風が強かったけど、晴れていたのでナイアガラフォールズの全景が見えて絶景。特にカナダ滝は近くからばかり見てたので、全体を初めて見た気がする。U字型が何とも綺麗。
展望台は360度ぐるっと見られるので回ってみたけど、ナイアガラフォールズの街を出るとすぐ緑が広がっている。建物はほとんど見えない。
スカイロンタワーを後にして、今日の宿、マリオットへ。
奮発して滝の見える部屋を予約してたんだけど、「今は6階だけど、20ドル払ったら20階にアップグレードできるよ」っと言われて、ついつい乗せられてアップグレードしてしまった。まぁ、そうそう来ないだろうし…。と言うか、また来るかどうかもわからないし…。
と言う事で20階の部屋に到着。中に入ると真っ暗…。演出のため??カーテンが全部閉められてた。
カーテンを開けてびっくり。カナダ滝が部屋の目の前にどーんとあって、まさに絶景。アメリカ滝もしっかり見える。20ドルの価値はあったかも。
また、スカイロンタワーはアメリカ滝とカナダ滝の間にあって、そこからだと二つの滝を一つの写真に納めるのは無理なんだけど、この部屋からだとそれが可能なのが嬉しい。
予想以上の絶景にテンションが上がってうきうきと写真を撮りまくり。
それから少し早かったけど、子供たちも疲れてる様子だったので、早めの晩ご飯。近くのレストランにて。
子連れのお客が多いのか?子供にクレヨンセットと塗り絵みたいなのをくれたので、うにっ子とうに次は大喜びで、食べ物が来るまでぬりぬりお絵かき。
部屋に帰ってお風呂に入って、子供たちは爆睡。やっぱり疲れてた様子。
大人たちは9時に始まるライトアップに向けて窓際でスタンバイ。
が、9時を過ぎても始まらない…。外が明るいから??
15分すぎくらいにやっとじんわりライトアップ開始。
そうそう、うちは子供が早寝で夜の外歩きが厳しいので、そういう意味でも20階にグレードアップして夜もゆっくり滝が見られるのは良かったかも。
10時半くらいまでライトアップを満喫して、大人も早めの就寝。
三日目。この日も前日の天気予報では雨予報だったけど、朝からいい天気。
窓から外を見たら、滝から立ち上る水蒸気が今までで一番でびっくり。もやもやしていて滝自体がぼんやりとしか見えないくらい。
朝ご飯を近くのスタバで済ませ(やたら高かった…恐るべし、観光地値段)、そのままカナダ滝を見に行くべく、Niagara Falls Incline Railway乗り場へ。
ちょうどホテルなどのある繁華街から、カナダ滝に一番近いテーブルロックまでをつなぐケーブルカー。片道2.5ドル(USドル、カナダドルどちらも可)。しかし所要時間は1分あるかどうかなのでかなり割高感…。しかし徒歩で降りるとなるとかなり遠回りしないといけないので仕方ないか。
インクラインレイルウェイを降りてとことことテーブルロックへ。途中、お土産物屋などが入ってるテーブルロックハウスを通過。こういう土産物屋の雰囲気って、日本も外国も変わらんなぁ。
テーブルロックではかなり間近にカナダ滝が見られ、人もそこそこ。でも平日だからかそこまで多くなく、順番待ちしてるとそんなに待たずに見る事が出来た。
途切れることなく流れる水をじっと見てるとまさに吸い込まれるような気分に…。意外と水深はそんなにないように見えた。
しばらくカナダ滝を満喫して、再びインクラインに乗車、ホテルへ戻って荷造り。11時過ぎに出発し、レインボーブリッジへ。
カナダ出国はゲートも何もなく、そのまま通り過ぎた。いいのか?こんな適当で。アメリカ入国もビザのおかげか?すんなり通れた。
しばらく走るとうに次はぐっすり、もう少し走るとうにっ子もうとうと。疲れたかな?
空港近くにてガソリンを満タンにしてレンタカーを返却。
空港でお昼ご飯を食べた後は飛行機の時間までかなり時間があったので空港内をうろうろしたり、プレイエリアで子供を遊ばせたり、飛行機の離陸・着陸を見物したり。
そろそろ時間かな?と搭乗口に向かったら、別便の案内が…あれ??そしたら搭乗口が変わったからそっちに行ってね、と。
無事飛行機にも乗れて一安心。うに次も安心した?帰りの飛行機はぐっすり。
ボストンに帰り着いて、後は家まで帰るだけ。でもボストンがえらい都会に思えた。
ずっと運転してくれたうに夫に感謝。お疲れ様。
次はどこに行けるかな?