シアトル周辺(ワシントン州)旅行(前半)〜2013.06.27〜2013.07.04 晴れ時々曇り



今年の夏はどこ行っとく?って話になり、一昨年・去年に引き続き国立公園に行ってみよう!と。で、アメリカの国立公園本を見ていて気になったのが“オリンピック国立公園”。
その場所はワシントン州シアトルの近く。で、見ていたらシアトル中心に他にも二カ所国立公園があるのに気付いて、じゃあこの辺りに行く事に決定!
飛行機を調べたら時間的にちょうどいいのがアラスカエアライン。初アラスカ。時間は現地活動時間を重視したところ、こっちを7時に出てシアトル着10時過ぎ(ボストン時間13時過ぎ)。家を出るのは少し早いけど、飛行機で休んで現地に着いたらちょっと動けるようにように。
7時の飛行機に間に合うよう4時半くらいに起きて5時過ぎに家を出発。雨は降ってないけどもやもや霧がかっていた。子供たちは相変わらず寝起きよくてご機嫌。
無事空港に到着。意外と人が多い。そして搭乗口がほぼ一番奥でとことこ歩いてたらちょうど搭乗時間になって、休む間もなく機内へ。
ここまでご飯食べずに来たので座って飛んだ後持って来たパンを食べる。最近前にも増して食欲旺盛なうにっ子はぱくぱく食べたけど、うに次はそれより眠気が勝ったようでちょっと遊んだ後うとうと。
もうすぐ到着、と言う所でシアトル上空を旋回。シアトル市街地を見下ろす。都会だなぁ。
到着して荷物を受け取り、シャトルバスに乗ってレンタカーセンターに移動。いつものように受取手続きしてたらどうやら予約したクラスの車が出払っていてないみたい。って適当過ぎないか??
向こうの手違いなので無料でアップグレード。運転するのはほぼうに夫なので好きなヤツにしたらと言ったらInifinity FX37とか言うのにした模様。でっかいSUV。しかも一応ニューだって言っていて、確かにぴかぴか。屋根に窓があって開く。ちょっとうきうき。でもガソリンはプレミアム(ハイオク)・・・。
さっそく出発してまずは非常食を入手すべく宇和島屋へ。宇和島屋はシアトル中心に展開する日系スーパー。お弁当とかが充実してていいなぁ〜。ただしHマートより全体的に高めで、必要なのは買ったけどぽいぽい買うのは躊躇する・・・。
時間はちょうど昼頃だったのでそこで買ったお弁当(と言っても助六弁当と焼きそばとか)をフードコートで食べる。
その後他の店でうに夫用ビールとか、水ペットボトルとか細々と買って今度こそ出発!
今日の目的地はカスケードループ。ワシントン州を南北にのびるカスケード山脈の景観を楽しむドライブルート。環状でぐるっと一回りできるルートなんだけど、一日で行くには長距離過ぎるので今日のうちに少しでも進んでいこうと、この日の宿泊地は東西に少し長い楕円状の東南端っこの、少し出っ張っている所。
なのでとりあえずそこまでは!とループを突っ走る。最初は田舎町を走るんだけど、時々道沿いにチェリー売りの露店が出ていて、おいしいかな?と思って何軒目かで停まって買ってみた。でもこの近辺で有名な、日本のサクランボに近いレーニアチェリーはちょっと高かったので普通のアメリカンチェリーを少々。
ちょうどその店を出た辺りから徐々に山間部にさしかかる。遠目に見ると杉みたいな針葉樹が生えた急峻な山が両側に迫ってくる感じ。その足下にはすごく綺麗な急流が流れている。
ドイツ風ただこの辺りからちょっとぽつぽつと小雨が降ってきて、山の頂上付近はもやもやと雲?霧?に包まれている。残念・・・。
うねうねした道を結構な速度で突き進み(制限速度が速い)、山脈を越えて少し行った所にあるLeavenworth(レヴンワース)という街で休憩。ガイドによるとなぜかは知らないけどドイツ風に統一して作られた街。
車をタウンパーキングに停めて、街中をうろうろ。建物とかもドイツ風(って、ドイツ行った事ないけど)だし、売ってる物もビアジョッキとかウィンナーとかドイツ風。とにかく街あげて「ドイツ風街」を作り上げていて建物や雰囲気が可愛いのもさることながら小綺麗で歩いていて楽しい。観光客もたくさんいた。途中食べたジェラートもおいしかった。
休憩&ジェラートで元気を取り戻して再び車中へ。でもゴールは目前。15分かかるかかからないかで今日の目的地Wenatchee(ウェナチー)に到着。この街に入ってすぐ辺りにあるComfort Suites Wenatcheeが今日のホテル。チェーンホテルだけど新しくて部屋は広くて満足。
晩ご飯を食べに行かないと・・・と言うことになったけど、さすがにどっと疲れが出てきて遠出するのはイヤだったので、すぐ近くのハンバーガー屋Arby'sへ。可もなく不可もなくハンバーガー。疲れてるとは言え、初日の夕食には少し寂しかった・・・。
食後部屋に戻ってお風呂に入って子供たちはバタンキュー。大人も早めの就寝。お疲れ様。

レイク・シェラン今朝は時差ぼけのため子供たちは5時前くらいに起床・・・。早い。だましだましごろごろしてたけど、起こされたしなんだかんだで5時半くらいには起きたかな。それから着替えたり片付け・準備したりしてホテルの朝ご飯。
内容は基本的に普通のチェーンホテルの無料朝ご飯。ただ端っこにフライパンと、タマネギ・チーズ・ピーマン?ハム?とかが置かれていて、これは何?調理するのか??わからなかったのでとりあえず見て見ぬ振り・・・。なんだろうなぁ〜。
ご飯を終えて部屋で片付けしてチェックアウト。8時過ぎには出発。昨日は行かなかったウェナチー中心部でガソリンを入れてさらばウェナチー。
この日はカスケードループの北側を行く予定だったんだけど、ドライブするのが目的だったので、とりあえずのカーナビの目的地を今日のホテルにしたら昨日通った道を戻って行けと言われた。・・・そりゃそっちの方が近いけどね。
それを調整したり他の目的地を設定したりしてるうちに道を間違えたり・間違えかけたり。あわあわわ。そのため本来のループはColumbia River(コロンビア川)の西側なはずなのに、東側を走ってた。東でも果樹園とか川とか見応えはあって楽しめたんだけど、西側はどうなんだろう〜。
50分ちょっと走ったところでまた川を渡り、Chelan(シェラン)と言う街へ。この街にはLake Chelan(レイク・シェラン)と言う氷河湖がある。その名の通り氷河が溶けて出来た湖。目当てはその湖だけだったので湖を見るべく、よく見えるところを探しながら車を走らせる。
湖の南側の道路を走ってここなら見える?と思った州立公園を目指したけど、ちゃんとゲートがあって有料ぽかったので断念。なぜならここはあくまで通過点でもっとどんどん先に行かないといけないのでそんなゆっくり出来ないし。
Uターンして来る途中に見かけた湖沿いに停車できそうなスポットまで戻って停車。
すごい綺麗!ほんとにびっくりするくらい綺麗。吸い込まれそうとはまさにこのこと。碧と言うか青というか不思議な色で、どこまでも澄んでる感じ。すごいなぁ。
ちなみに最深部は457mと全米3位、世界でも9位の深さらしい。当然見えてる部分は湖でも浅い方なのでそこまで深くない。深いところはどうなってるのかな?ボートとかで行って見てみたい。
写真を撮ったり子供たちが石を投げてみたりした後、湖を離れる。少し行った所でトイレ休憩をはさみ、カスケードループをさらにすすむ。途中で川を離れて山間に進んでいく道になり、その辺りから子供たちは就寝・・・。この間に距離を稼ぐべくどんどん進む。
2時間弱で次なる目的地、Winthrop(ウィンスロップ)に到着。昨日行ったレヴェンワースはドイツ風だったけどこの街は西部劇っぽい町並みを作っている。ここもまた観光客ホイホイになってるようで、ここに来るまでに見かけた車は少なかったのに駐車場を探すのが大変なくらい混んでいた(と言ってもそもそも駐車場が少なめ、と言うのもある)。
ドイツ風駐車場を無事確保して雰囲気を味わうべくうろうろ。ポプラ?の種みたいな綿毛がすんごい量ふわふわ飛んでておもしろかった。
ちょうどお昼時だったので適当な店に入って昼食。そこそこおいしかった。食後はさっくり出発。
川沿いからウィンスロップ辺りまでは降雨量が少ないのか山や野原に木が少なかったり、生えてる草もまばらだったりしたんだけど、ここから先は進めば進むほど木が増えて来ておもしろい。そしてどんどん山が急峻に。徐々に山肌に雪が残ってたり、雪融け水が集まってちっちゃな滝になって流れてたりと、目を楽しませてくれる。
山道を登り切った辺りでWashington Pass Overlookと言う展望台があるようなので寄ってみた。でも雪が残ってるのか??展望台に向かう道は閉鎖されていて行けず。残念・・・。
なので写真を撮って一息ついたら出発。そこから少し走るとRoss Lake(ロス湖)とDiablo Lake(ディアブロ湖)と言うダム湖が右手に見えてくる。
二つ目のディアブロ湖が見下ろせる所に駐車場があったのでそこで停車。ロス湖もそうだったけど、不思議な緑色。色んな(?)鉱物が含まれてるからだとか。
次はどんどん山間を下っていった辺りにあるビジターセンターに寄る。ちょっと奥まった所にあって、ノースカスケード国立公園のビジターセンターなのに山の麓にあるという。でも周りにトレイルもある様子。
センター内にある展示を見ていたら日本語説明ファイルもあったので見てみたけど、いまいちどこの説明をしてるのかよくわからなかった・・・。
そこから普通の田舎道ぽい所をどんどん西に向かってひた走る。徐々に田舎道から町になっていき、三年前の西海岸旅行の時にも通った、西海岸を南北に走るハイウェイUS-5が見えてくる頃にはすっかり都市部に。
これでカスケードループはおしまい。この日はそのUS-5沿いのHoliday Inn Express Hotel& Suites。これまたチェーンホテル。昨日より狭いけどまぁ普通。
それからご飯を食べに。昨日の晩ご飯があまりにしょぼかったので、ここは気合いを入れるべく(?)肉でも食べるかと言うことになり、チェーンステーキレストランOUTBACKへ。初めて行ったけどまぁ、平均的なステーキ屋さん。サラダがでっかい。でも値段はTEXASの方がお得。
食後はホテルに戻って、洗濯したかったのでうに夫&子供たちが室内プールへ行ってる間に私はお風呂済ませてランドリーへ。でも洗濯機・乾燥機が一台ずつしかなくてしかも使用中・・・。しょぼん。でも5分くらいで終わるわよ〜って使用者が言ってくれたのでそこで待って、洗濯機にぽいとして部屋に戻る。
ディアブロ・レイクその間にうに夫&子供たちも戻ってきていてお風呂に入っていた。その後は子供たち、昼寝した分寝付きはちょっと悪かったけど、それでも比較的すんなり就寝。
私は洗濯物を確保して乾燥機に入れてそれが終わったらたたんでから就寝。今日も一日お疲れ様〜。

翌日はまだ時差ぼけが残ってるようで、昨日よりマシだけど5時半くらいには起床。いつものホテル朝ご飯を食べて片付けて8時過ぎには出発。近くでガソリンを入れて、US-5を南下。
途中の橋が今年5月、トレーラーの衝突により崩落(落下)したので心配してたけど無事復旧していた。おかげで遠回りすることなくすんなり。ありがたや。
カスケードループから離脱して、次なる目的地に向かって南下する途中にシアトルがあるので、今日はシアトル周辺の観光スポットへ。ちなみに別名「うに次サービスデー」。
まずは4・50分走ったところにあるボーイング社の工場へ。そこへ向かう道自体Boeing Fwy(ボーイング・フリーウェイ)って名前だったり、そのハイウェイから工場への搬入専用出口があったりとまさにボーイングのための場所。すごいなぁ。
ハイウェイの左右がもう工場なので、あっち見てもこっち見ても納品待ち(多分)の飛行機がずらりと並んでいて圧巻。うに次はもう大興奮。うにっ子もJALやらANAやら見つけて大喜びしてた。
ボーイング社Future of Flightと言うボーイング社のビジターセンターみたいな所へ行く。目玉は工場見学ツアーなんだけど、参加条件が身長120cm以上で、うに次はもちろんうにっ子もギリギリ達してなくて断念。
なので、その建物内の展示場(?)を見学。でも値段の割にだいぶ微妙な内容で残念・・・。高すぎるわ。でも続々とお客さんは来ていた。
その後、二階にある展望デッキへ。こちらは無料。ボーイングの専用空港・滑走路をはさんで向こうが工場になっていて、そこにずら〜っと並んでいる納品待ち飛行機が見られてうに次・うに夫大興奮。いや〜、すごい台数だなぁ。見たこともない機体もあったりして楽しい。
飛行機を満喫した後、ボーイング社を出発。ここ以外にもこの工場周りにいくつかボーイング社の飛行機博物館があったんだけど、この日は他にも行きたい場所があったので素通り。
子供たちがうとうとする中、さらに南下。徐々にシアトル中心部へ。どんどん都会になっていく。
シアトル中心部に着いて目的地付近で駐車スペースを探してうろうろ。しかしシアトル、知らなかったけど坂が多い!メインストリート付近が高くて、西側の海に向かって結構急な下り坂になっている。
何とか路駐スペースを見つけてとことこ歩く。ボストンより新しい街と言う感じ。建物も綺麗で新しい物が多いし、道も比較的碁盤の目状。少しだけ歩いたけど、おしゃれなお店も多かった。これはメインストリート近くだったし観光地に近かったからかも。
寝起きで若干ご機嫌ナナメな子供たちをなだめすかして歩いて向かったのはPike Place(パイク・プレイス)と言う名前の100年以上続くマーケット。そしてここの入り口付近にかの有名なスターバックス1号店が。どこかな〜と思って見渡したらそこだけ行列が出来ていたのですぐわかった(笑)。
我々もさっそく並ぶ。スタバのフラペチーノが大好きな子供たちも買ってもらえる雰囲気を察知してお利口に並んでた。
それにしてもまぁ、続々と来るわ来るわ。行列がそんなに長くなることはないけど、短くなることもない。このマーケット自体観光スポットになってるので、行列と歩道を歩きたい観光客でごったがえしてた。あ、日本人も多かったな〜。さすがスタバ。
スタバ一号店待つことしばし。無事中に入ってこの店限定のマグカップとフラペチーノをゲット。ちなみに棚にマグカップやらタンブラーが置かれてるけど、注文はカウンターでのみ。
そうそう、この日は気温28℃くらいだったんだけど、店員のお姉さんに「どっから来た?」「ボストン。こっちは涼しいね〜」と話してたら「いやいや、こっちでは今日とかめっちゃ暑いよ!溶けるわ〜」と。普段はホント涼しいんだなぁ。
1号店はカウンターのみで座席はないので、外の芝生スペースで食す。周りは同じような観光客やら親子連れやらで大賑わい。芝生からは海が見え、周りには露店とかもいっぱい。まさに一大観光地。
フラペチーノを飲んだ後、駐車場に戻ってまた車に乗り込む。さらに南へ向かう。途中でお昼ご飯を、と言う事で携帯で評判のいいレストランを探す。たまたまその辺りがベトナム人が多いのか??ベトナム料理屋さん、フォー屋さんが多い。その中でそこそこ評判の良いレストランへ。
が、なぜか閉まってる。定休日でもないし。ふと横を見るとタイ料理屋さんが。しょうがないからこっち行くか〜。と入るもあら?誰もいない・・・と途方に暮れてると「ん?」って感じで店主ぽいおじさんが顔出した。・・・って言うか、夫妻でもりもりとご飯食べてるやん・・・。めっちゃお昼時やのに・・・。この時点でもう不安いっぱい。
でも気付かれたし、席案内されたし。座って注文。そして我々の姿が呼び水になったのか、2・3組のお客さんが。
シアトル航空博物館その後注文した料理が来たものの3品中3品とも味がびっくりするくらい薄い。初めてレストランの机にある塩を料理に振りかけたよ・・・。正直おいしくないわ〜。これはないわ〜。後から来たお客さんごめんね〜。おいしくないよ〜。
かろうじてお昼ご飯になる程度にはお腹に詰め込み、ほとんどを残して終了。はー、人気店の横の店がおいしいとは限らないわなぁ。
しょんぼりなお昼ご飯の後、お店から少し南にあるThe Museum of Flight。シアトルの航空博物館。
のっけからハイテンションなうに次。写真を撮るうに夫を待ちきれず、「お母さんいこっ!」とあっち行きこっち行き、好き放題見回ってた。うにっ子の方はうに夫とうろうろ。
本館から歩道橋を渡って別館に渡り、屋外展示を見たり着陸シミュレーションゲームにうに夫がチャレンジしたり(そして失敗したり)。
結構隅々まで見て歩いたので私は疲れてしまったわ・・・。
車に乗り込んでまたまた南へ向かう。時間はやや早かったけど、お昼が少なめだったし晩ご飯を食べることに。今度こそちゃんと口コミを調べて今日泊まるホテルに近い人気の高いインド料理屋さんへ。ちゃんとおいしかった!!満足〜。リサーチは大事だわー。
家族全員満足してホテルへ。この日はHampton Inn Seattle/South Center。ちょっと古い感じ。
今日はあちこちうろうろと疲れたのでお風呂に入って就寝。お疲れ様〜。

この日はもう時差ぼけも治まってきたのか6時過ぎに起床。片付けてホテルの朝ご飯を食べに行く。食後は部屋に戻って準備。この日は買い物をして行きたかったので、オープン時間近くまで少しだけのんびり。出発後、ガソリンを入れて日系マーケットUwajimayaで今日のお昼ご飯を確保。山の方に行くので、めぼしいお昼がなさそうだったので。
それからまたまた南下。今日の目的地はMt. Rainier(マウント・レーニア)。シアトルの南東にあり、最初に行ったカスケードループのカスケード山脈の最高峰(4,392m)。成層火山で、周りに他の高い山が見えなくて、天気が良ければシアトル付近からでも綺麗に見える。
直線で行ける道はないので、一旦西側を南下して、そこから東へと向かうぐるっと回り込む形になる。2時間くらいかかるので子供たちは本を読んだりはしゃいだりうとうとしたり。
やっとこさMt. Rainier National Park(マウント・レーニア国立公園)に到着。途中一回写真スポットみたいになってるところでちょっと写真を撮り、トイレ休憩をした後、この付近で一番高所にあるビジターセンターParadiseへ。
この日は日曜だからと言うのもあってか結構な人出。天気も良くてレーニア本体はもちろん、南側に連なる他のカスケード山脈の山々もきれいに見えた。絶景。レーニアは所々青く見える氷河があって、見ていて飽きない。
マウント・レーニア、ビジターセンターより。そんな絶景を横目にUwajimayaで買って来たおいなりさんをほおばる。
絶景は良いけど改めて見るまでもなく、ビジターセンターから山の頂上側はほぼ全部雪に覆われている・・・。本格的に上を目指す人はそれこそ本格登山スタイルだし、その脇にそり持って喜々として上ってる子供がいるし・・・。いやいや、もう明日で7月よ??
食後ビジターセンターに行って、トレイルを歩きたいんだけど、と聞いてみたら「見てわかる通り雪だからねぇ・・・。トライしてみるのは出来るけど、子供は大変かも?」と。そうですよねー。
でも雪を見て逆にテンションが上がっちゃった子供たちは雪の所に行きたい!と言うし、とりあえずちょこっと上ってみる。
この日は雲一つないと言って過言ではないくらいいい天気で、そのせいで雪が溶けかけでぐじぐじしていて歩きにくい。子供たちはずぼっとはまったり滑ったりであっという間に靴がぐっしょり。でも楽しいらしくて「もっと上!!もっと上!」と。
とりあえず斜面の日当たりよくて本来の歩道が顔を出しているところまで歩いて休憩。疲れたけどセンターから上ってきた分、南側の景色が開けて見えて絶景。見事。逆にレーニア本体には近づいた分見えなくなっちゃったけど。
そこからまた下りていった。子供より手をつないで歩く大人の方が大変かも・・・。ちなみに天気がいい分、雪の反射やらがひどくてサングラスなしには歩けないくらい眩しい。
パラダイスビジターセンターに下りて休憩した後、車へ戻る。あちこちで雪融け水が小川を作ったり小さな滝を作ったりしてた。小さい高山植物が花を咲かせてたりして涼しげ。でも直射日光は厳しい。
車に乗って逆さ富士ならぬ逆さレーニアが見えるというMirror Lakeへ向かう。が、ここも雪が残ってたり風が波を起こしてたりして山が映ってるのは見られなかった。残念。
それから再びパラダイスに戻る。さっきビジターセンターに行った時、3時から天体観測イベントやるよ!って書かれてたのでそれに合わせて。
開始まで少し時間があったのでちょうど上映時間の迫っていたレーニア案内映画を見てそれからイベントへ。
マウント・レーニアから望むこの時間から見る天体とはもちろん太陽でした。特別な望遠鏡で太陽を観察。特殊加工(?)で緑に見える。ちろっとフレアっぽいのが見えた(気がする)。おじさん(レンジャーの一人?)は何回も「家で真似しないでね!」と繰り返してた。
太陽を見た後は車に乗って今日の宿National Park Innへ。ここの公園内にある宿泊施設二つのうちの一つ。パラダイスからは車で20分ちょい。ちなみに地球の歩き方では予約は電話のみとあるけど、今(2013年)はちゃんとインターネット予約が出来るようになっている。
部屋はどこかの口コミに書かれてたけど、ホントに手狭・・・。ぎゅうぎゅう。そして「バスタブ付き」の部屋を頼んだけど、ホントにタブしかなくてびっくり。バスルームのトイレ横にどどんとタブ(+蛇口)があり、シャワーカーテンすらない。シャワーがないからカーテンがいらない?そんなバカな・・・。ちなみにタブをはさんでトイレの反対側に洗面台・・・。ぎゅうぎゅうすぎる。
ひとまず一階のレストランでご飯。お客さんがうち以外一組だけで宿泊客がいないのか?と思ってたら我々が帰る頃に2・3組来てたから、それなりにお客さんがいるらしい。
それからロッジ周りをちょっと散歩してたら鹿に遭遇。ちょっと近づいても逃げないし、すぐ側の車道を車が通りすぎても逃げない。野生なのに慣れすぎ。
部屋に戻ってお風呂タイムーなんだけど、あのカーテンなし・シャワーなしのお風呂で子供洗うのは大変だと言う事で、うに夫と子供たちは共同シャワーへ。私は何とか水が飛ばないようにバスタブで。
その後寝ようとするも部屋はエアコンがなく(まぁ、これは国立公園内のホテル・ロッジではほぼ当たり前)、一応サーキュレーター(ちっちゃい扇風機みたいなの)があったので使ってみるも涼しくなく・・・。さすがに寝苦しいらしく子供たちももぞもぞしてた・・・。

一夜明けて7月になりました。うに夫が早起きしたらしくこっそり写真を撮りに外へ。と、もぞもぞばたばたしてるのを察知した子供たちが起きちゃった。
しょうがないので着替えたりしてうに夫が戻るのを待って朝ご飯。朝食はついてないので、部屋で買い置きしてたパンとか果物を食す。
レーニアとレンタカー起きた時間が早かった分、宿を出るのも早くて7時過ぎに出発。早すぎてフロントに誰もいない・・・。呼び鈴押して待つことしばし。無事チェックアウトしてまたまたパラダイスに向かって道を上っていく。
昨日はバタバタしてたり人が多かったりして通り過ぎたビューポイントを順々に回って行く。さすがにこの時間は全然人がいなくて、レーニアを望む駐車場で無人状態。独り占めならぬ一家占め。贅沢だなぁ。
雪融け水がすごい量になって落ちていく滝とかも好きに見られたけど、まだ日が昇りきっておらず影になってたり、風が強くてしぶきが冷たかったり。
うろうろしながらパラダイスに到着。ここもかなり閑散としてた。駐車場もかなりがらがら。月曜の早朝だもんなぁ。
今日は元々行きたくて、でも昨日の話で躊躇していたトレイル。ただ駐車場からぱっと見たら雪がなかったので行ってみることに。行き先はNisqually Vista。Nisqually Glacier(ニスカリー氷河)が見られる展望台があるトレイル。
さっそく歩き始めて、駐車場から階段を上ってさぁ!と思ったらすぐ雪でしょぼん。下から見えないだけですぐ積もってました。
でもちょっと行けるとこまで行ってみるかと歩いてみることに。すると昨日行ったところより雪が固くなっていて滑りにくいので意外と歩きやすい。
本来のトレイルは舗装されてるんだけど、雪に覆われていてわからないので、レンジャーが目印に立ててくれているポールを辿って進む。このポール探しも「次はどこだ?あっちだ!」と宝探し感があって楽しい。
そうやってなんだかんだ進んでたら結局最終目的地までたどり着いた。おぉー。
でもメインの展望台は修理中(?)で近づけなくなっていた。残念。なので遠目から眺める。少し離れてても氷河の断面らしきものは見える。そしてあちこちから雪融け水が流れ出して滝を作っている。昨日はレーニア全体を見てたけど、今日はその一部一部を見てる感じ。
氷河を満喫して来た道を戻る。行きは誰とも会わなかったけど帰りは何組かのグループに会った。行きはやっぱり時間が早かったのか?
駐車場に戻ってまたパラダイスのビジターセンターへ。昨日はなんだかんだで行かなかった二階の展示コーナーに満を持して(?)行く。レーニアの方に向かっていくつか望遠鏡が設置されていてここでもまた一部一部ズームして見る。クレパスとかすごい!ここも朝一のおかげで好きなだけ見られてラッキー。
展示コーナーを満喫して、一階のカウンターで昨日見たレーニア国立公園新聞みたいなのに載っていたJunior Rangerについて聞いてみる。すると薄い冊子みたいなのを渡され、これやってねと。
ニスカリー氷河子供対象で何歳から何歳はこの課題、何歳から何歳はこの課題をこなすべし、と言う課題が書かれていて、それをこなして申請するとジュニアレンジャーに認定してもらえると言うもの。
とりあえずその場でやってみる。うにっ子は自分で英語も読めるしやる気もあるのでせっせとはげんでたけど、うに次は読めないし、読んであげても「んー、わかんな〜い」と適当だったりで大変・・・。でもジュニアレンジャーにはなりたいらしい。じゃあ頑張れよ。
何とか二人して課題(どのトレイル行ったか、何を発見したかとか)をやり遂げ無事ジュニアレンジャーに認定してもらい、バッジをもらって大喜び。良かったねぇ。
その後はとうとうレーニアとお別れ。パラダイスからびゅーんと下っていく。道中子供たちはうとうと。次の目的地まではまた遠いので今日はレーニアと目的地の間にあるホテルをとったのでそこを目指す。お昼は道中にあったデニーズで。
デニーズを出た後、シアトルと海をはさんだ半島にあって、シアトルのほぼ真西にあるSilverdale(シルバーデール)と言う街まで直行。もっとしがない街かと思ったら(失礼!)意外と大きかった。色んな店があって、海沿いだからかホテルも多かった。今日のホテルはBest Western Plus Silverdale Beach Hotel。こじゃれたおしゃれなホテルでした。
到着後、何はともあれ洗濯。ここも洗濯機・乾燥機が一台ずつのみ。乾燥機は回ってたけど洗濯機は空いてたのでほりこみ。ちなみにうに夫と子供たちはまたホテルのプール。
プールから出てお風呂に入り、晩ご飯。調べるとすぐ横のteriyakiと銘打った店が実はベトナム料理(?)屋ぽかったので、さらっと食べられるフォーを食べに行く。ちなみにteriyakiと言えばお客が来るのか、この近くに何軒もteriyaki屋さんがあってびっくり。
すぐ横だったので歩いて行ったんだけど、うに次が「もう眠い〜。抱っこ〜」と言い出す。なだめて歩いて行って注文したのもつかの間、「眠い」と言って机に突っ伏して寝ようとする。当然ご飯もほとんど食べず。
さっきまでプールではしゃいでたので疲れたかな?と、明日の朝ご飯調達に出かけるうに夫と分かれて私と子供たちとで部屋に戻って寝る準備。その間も本当に眠そうなうに次。ふとおでこ触ったらめっちゃ熱い。絶対熱あるやん。これ。
うに夫に電話しようにもうに夫が持って行ったカバンに電話入れっぱなし〜と言う事でもう帰ってくるかと待ち、帰ってきたうに夫にもう一回出て薬を買ってきてもらう。
なだめすかして薬を飲ませ、寝てる間も何回も首やおでこ、脇を冷やしたけど、夜の間はなかなか下がらなかった。なんか旅行のたびに体調崩してるけど・・・。疲れやすいのかなぁ。看病したりなんだでまんじりともしない夜。


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