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日常日記

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2016-06-19 午後から雨予報 [長年日記]

_1 宝永山登山

この前うに夫がアメリカに出張行ったとき、うに夫+子供たちのトレッキングシューズを買ってきた。
せっかく買ったのだしということで山登り。
今回は富士山の東側にちょこんと出っ張ってくっついている宝永山へ。
富士山富士宮口五合目から入って、六合目の山小屋から東に向かう。そしてそのまま歩いていくと、ぼこんと大きな窪地が見えてくる。これが宝永火口。
宝永火口は江戸時代に富士山が噴火したときにできたもので、第一から第三まで三つも火口がある。富士山を東から撮った写真を見ると、真ん中あたりにぼこんとえぐれたところがあるけど、それが宝永火口。でかい。
ちなみにこの宝永大噴火が歴史上最後の富士山噴火なんだとか。
六合目からここまではほぼ水平に移動するだけなので結構楽。20分もかからないくらい?
火口の縁でちょっと休憩して火口の中へ降りていく。かなり広々していてこんなところから溶岩とかが噴き出すなんて恐ろしすぎる・・・。
すり鉢状の底部分にベンチとかがあるので休憩して、それからそびえるように見える斜面をひたすら登っていく。
これが予想以上にきつかった・・・。
足元大きな石がほとんどなくてじゃりじゃりしていて、ぐっと力を入れるとじゃじゃじゃっとずれて歩きにくい。さらに植物とか遮蔽物が一切ないので、登れば登るほど風が強くなってどんどん体力と体温をうばっていく。
へばりそうな子供たちをはげましなだめ、何とか尾根部分までたどり着いたときはほんとにほっとした。疲れた・・・。火口から1時間くらいかな?やっとという感じ。
尾根をはさんで反対側の斜面に腰を下ろすと風の直撃を免れてやや暖かかったのでそこで休憩。ふう。
が、ここはあくまで尾根で、宝永山の頂上はそこから尾根沿いに歩いて先端部分に行かないといけない。
距離自体は大したことなくて、普通に歩いて5分くらい。しかも起伏なし。
せっかくなので頂上地点まで行こう、と言って向かったけど、尾根筋に出たとたん強風が吹きつけて早速なえそうになる。寒い・・・。
半ば小走りで頂上にたどり着いたら今度は完全なるふきっさらし。寒い!風強い!
着いたとたん、頂上のモニュメントみたいなのに隠れるように座り込み、何とか写真だけ撮ってさっき休憩したところまで退散。
風下部分に隠れるようにしてやれやれ。
歩いておなかすいたというので持ってきたおにぎりを食べる。あぁ、おいしい。食べ物万歳。
あとは元来た道を戻るだけ。
富士山を降りる時と同じく、降りるのは半ば滑るように勢いよく降りられるので登りの2倍から3倍くらい楽ちん。こけないように気を付けるだけ。
子供たちも文句も言わずにざっざか下りて、あっという間に火口部分へ。でもこの途中でぱらぱらと雨が降ったりやんだり。よかった、早めに登り始めて。あの風に雨が追加されてたら多分へこたれて帰ってきてた気がする。
残りはもうそんなに大変な部分もなく、元気に六合目まで帰還。出発からここまでで大体3時間くらい。お疲れさま。
五合目までちゃちゃっと下りて靴を履き替えた時の解放感たるや!すっきり~~。
残りのおにぎりを車の中で食べて、一路下界へ。
帰り途中、ヘルシーパーク裾野という日帰り温泉みたいなのによって満喫。
とはいえ、内湯一つ、露天風呂一つ、あとサウナと水風呂だけだったので、ずっと露天風呂でぼや~っと。入ったり出たり足だけ入ったり。
うにっ子は退屈みたいで、水風呂に足だけ入りに行ったり、タオル冷やしに行ったりうろうろしてた。
休憩所で子供たちはアイスを食べ、しばしぼんやりしてから帰宅。
歩いたのは3時間ちょっとだったけど、足場が悪くて歩きにくかったのと、強風で寒かったのとで変な体力の浪費の仕方をした。
ちなみにおろしたての靴もじゃりじゃりの砂ぼこりですっかり汚れてしまったので、登山デビューは他の山にしておけばよかったかなとちょっと後悔。
あと、宝永山山頂で景色を楽しむ余裕もなかったので、また今度改めて行きたいな。


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